【司法書士が解説!】遺言執行者として不仲な兄弟の相続手続きをサポートした事例
相続手続きは、複雑で誰にとっても負担がかかる手続きです。
特に相続人同士が不仲な場合、連絡が取れない場合などは、相続人の意見がまとまらず難航したり、手続きが複雑で時間がかかることもあります。
本記事では、不仲なご兄弟間の相続手続きをサポートした事例を解説します。
連絡が取れない相続人がいる場合、相続人同士が不仲な場合は専門家に手続きを依頼することをお勧めします。
お客様のご状況
生前、弊所で遺言の作成をサポートさせていただいた方(お母さま)がお亡くなりになり、執行者として弊所を選任いただいたため、
遺言作成者がなくなったタイミングで、当事務所は遺言執行者として相続手続きをサポートさせていただきました。
今回の相続では、相続人は3人の兄弟姉妹で、それぞれが不動産や預貯金を受け取ることになっていましたが、兄弟姉妹間の関係は非常に悪く、連絡が取りづらい状態でした。
特に長女との連絡が取りづらく、他の兄弟からは一切の連絡が取れない状況でした。
お母さまがご存命の時から兄弟間の中が悪かったため、お母さまは自分の相続手続きで揉めないよう、生前に遺言を作成しておられました。
当事務所のサポート
当事務所では遺言執行者として、相続手続きをサポートさせていただきました。
これまでご兄弟間では連絡の取れなかった長女ですが、司法書士が遺言執行者として選任された弊所から連絡を送ると迅速に返信をいただくことができました。
専門家からの連絡であれば仕方がないので、対応したとお話してくださいました。
税理士と連携して、準確定申告と確定申告を行ったことで、期限内に必要な手続きをすべて完了することができました。
さらに、不動産の名義変更や金融機関での預貯金の解約、相続人への分配まで当事務所でサポートさせていただきました。
結果として、兄弟間で紛争化することもなく相続手続きをスムーズに進めることができました。
まとめ
相続手続きでは、特に相続人同士が不仲な場合、遺言執行者の役割が非常に重要になります。
本ケースのように、相続の専門家である司法書士が介入することで、相続人同士で紛争化することを防ぎ、複雑な相続手続きもスムーズに実現することができます。
連絡が取れない相続人がいる場合、相続人同士が不仲な場合は専門家に手続きを依頼することをお勧めします。
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